中国では自動車はまだまだ社会ステータスを示すツールの1つ。豪勢で大きい車を好む傾向が見られ、コンパクトな自動車はあまり普及していない。

日本はその逆であり、コンパクトかつ実用性の高い自動車のニーズが市場の大きな部分を占めている。女性や主婦向けのかわいらしいデザインにも事欠かない。

中国メディア・今日頭条は2日「どうしてこんなに萌える小型車が中国にはやって来ないのか」とする記事を掲載した。

記事は「日系ブランドは小さな車を作るのに長けている。重要なことは、日本の軽自動車は単に足代わりの道具というわけではなく、超カワイイデザインのものもあるのだ」としたうえで、その例としてダイハツ自動車のムーブキャンバスを紹介した。

寸法は軽自動車の規格に合った長さ3395ミリ、幅1475ミリ、高さ1655ミリ、排気量も軽自動車の規格いっぱいの660ccでCVT変速機を搭載しているとし、

「これは高速道路の制限時速が100キロの日本では十分。カワイイ路線を走り、ターゲットにしているのは若い女性であるため、デザインがかわいければそれでOKなのだ」と評している。

また、色に対するこだわりが強い女性のニーズを考慮して18種類のカラーパターンが用意されていることを紹介し「クルマ選びがまるで口紅選びのように楽しくなる」とした。

さらに、後部座席のスライドドアや、空間効率の高さ、シンプルでスッキリとしたインテリアながらも荷物や小物を置くスペースが十分に確保されていることなど、小さな子どもを持つ女性にとっても魅力的な自動車であることを伝えた。

記事を読んだ中国のネットユーザーからは「かわいらしい小型車は、適切な価格であれば中国でもたくさん売れると思う」、「中国メーカーは作っちゃったらどうだ、多くの女性が買うと思うぞ」、

「実用的でデザインセンスがあり、細やかな部分への配慮もある。買い物するのもいいし、ちょっと郊外に出かけるのもいい。こんなクルマが好きだ」など、肯定的な感想が多く見られた。

この先中国の自動車市場でも「カワイイ系」のコンパクトカーが流行する日がやって来るだろうか。(編集担当:今関忠馬)

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