対日抗争期強制動員被害者連合会がソウルの日本大使館前に設置を計画する労働者像の原案(同会提供)=(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】

韓国の市民団体「対日抗争期強制動員被害者連合会」がソウルの日本大使館前に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」横に日本による植民地時代に強制徴用された労働者を象徴する像を設置する計画を推進している。

同団体は13日、15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に少女像横で労働者像設置計画の「確定記念式」を開くと発表した。趣旨について「日帝植民地36年の恨みを解き、過去の歴史を清算するため、戦犯国大使館前に労働者像を設置する」と説明する。少女像横の歩道にリボンを結んだ5センチほどのくぎを打ち、労働者像を設置する位置を表示する計画という。
 
聯合ニュースが入手した原案によると、像は幅2メートル、高さ3メートルほどの石像。募金により製作費を集め、現在制作が進められている。完成は10月ごろ。

一方で、関係機関や市民の社会的合意を経ずに計画が進められていることに懸念の声も上がる。
 
慰安婦被害者支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の関係者は、すでにソウル・竜山駅の広場へ労働者像設置が設置されたことを上げ、「また必要なのか分からない」と話した。
 
少女像があるソウル市鍾路区の関係部署の関係者は「銅像のような造形物の設置には区庁の審議を経て許可を得る必要がある」とした上で、「労働者像に関してまだ受け付けたものはない」と明らかにした。これについて対日抗争期強制動員被害者連合会側は「(歩道に)くぎを打つのは正確な設置の位置を知らせるため」と説明。また「区庁の審議に必要な公聴会などの手続きを準備している」と話している。


2017/08/13 10:25
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