2017年8月11日、環球網によると、タイで主に中国人客向けに野生保護動物を調理して提供していたレストランが摘発を受けた。

タイ華字紙・星暹日報は10日、このレストランが野生動物を密輸、捕獲、屠殺した疑いで警察当局に差し押さえられたと紹介。

レストラン内部には野生動物の死体が積まれていたほか、客席のテーブルには保護動物であるヘビ類やカメ類の動物の肉が並んでいたという。

警察当局は店内にいた66歳のタイ人責任者と6人のミャンマー籍従業員の身柄を拘束。

責任者は「営業を始めて8年になる。客の大部分は中国人だ。馴染みの客には来店前に野生動物の電話予約を受け付けており、こちらが用意したメニューから選んでもらっていた。最もよく売れていたのはヘビ類やスッポンだ」と供述している。

この店では野生のヘビを小型のものは1匹1000バーツ(約3300円)、大型のものは3000バーツ(約9900円)で売っていたほか、センザンコウやカメ類など一部の動物には500グラムあたり1万バーツ(約3万3000円)程度の高い値段をつけていたという。

また、著名な観光地・パタヤで中国人観光客に偽のツバメの巣を提供していたレストラン9件が当局に摘発された。これらのレストランではヤシの樹皮をツバメの巣と偽って提供していた。(翻訳・編集/川尻)

http://www.recordchina.co.jp/b187299-s0-c30.html

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写真はヤシ。