2017年8月12日、中国のポータルサイト・今日頭条に、中国の離婚率について紹介する記事が掲載された。

8月初旬に民生部の公式サイトで公表された「2016年社会サービス発展統計広報」によると、中国の結婚率は下がり続け、離婚率は上昇し続けているという。

2016年に結婚登記数は1142万8000組で、前年比では6.7%減少し、結婚率は0.83%となった。年齢層では25歳から29歳が最も多く全体の38.2%を占めた。2013年以降、結婚率は減少し続けており、若者の結婚意識の低下を指摘するメディアもある。

一方、2016年の離婚件数は415万8000組となり、前年比で8.3%上昇した。そのうち、民生部門での離婚登記が348万6000組、裁判所による調停離婚が67万2000組だった。離婚率は0.3%になる。統計によれば80年代生まれの離婚が最も多いという。

記事は、2015年の離婚件数は384万1000組で離婚率は0.28%、2002年の離婚率はわずか0.09%に過ぎなかったと指摘。2002年以来、15年連続で離婚率が上昇していると伝えた。

中国最大の婚活SNSサイト「世紀佳縁」が公表した調査結果によると、離婚の主な原因は男性が「感情が冷めた」、女性は「相手に責任感がない」だったという。また、別のメディアによる調査では、離婚原因の50.16%が不倫だとの結果も出ているという。

これに対し、中国のネットユーザーから「微信(中国版LINE)の功労が半分を占めていると思う」、「離婚が多いのは愛情で結婚するのではなく、商売で商談がまとまったから結婚するゆえだ。金の切れ目は縁の切れ目」などのコメントが寄せられた。

また、「昔は離婚が少なかったのは、女性に独立性がなかったからだ。現代社会では女性の独立性が強い。だから一緒にいられないと思ったらすぐに別れる」という意見もあった。いずれにしても離婚が増えていると実感している人が多いようである。(翻訳・編集/山中)

http://www.recordchina.co.jp/b187362-s0-c30.html