>>464続き
>日本は、虐殺を誘致するおそれありとして砲撃せず、3月25日朝、警備強化のため荒木亀男大尉指揮下の海軍陸戦隊90人を
>上陸させた[6]。領事館の避難民らは、イギリス軍による反撃に巻き込まれるのを避けるため、増援の陸戦隊に守られて軍艦に
>収容された。

>しかし、日本海軍が南京市内を砲撃しなかったことに対して、日本側の思惑とは反対に中国民衆は日本の軍艦は弾丸がない、
>案山子、張子の虎として嘲笑した[23]。海軍陸戦隊が中国兵によって武を汚されたことは第一遣外艦隊司令部において問責され、
>荒木大尉は拳銃自殺を図ったが、一命を取り留めた[23]。

>事件の反響を恐れた日本政府は「我が在留婦女にして凌辱を受けたるもの一名もなし」とうそを発表したため、南京の日本人
>居留民は憤慨し、中国の横暴を伝える大会を開こうとしたが、日本政府によって禁じられた[24]。

>まもなく4月3日には漢口でも日本領事館や居留民が襲撃される漢口事件が引き起こされた。