【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターが17日発表した調査結果によると、同日で就任100日となる文在寅(ムン・ジェイン)大統領について前向きに評価する点を尋ねたところ、「庶民・社会的弱者優先の政策」が23.0%で最も多かった。

次いで「コミュニケーション重視の脱権威的な姿勢」が21.3%、「改革への信念と推進力」が18.5%、「正義・バランス重視の国政哲学」が11.0%となった。「肯定的に評価する点が一つもない」は12.2%だった。調査は16日、全国の成人505人を対象に実施された。

一方、否定的に評価する点を問う質問では、「一つもない」が33.5%で最も多く、次いで「ばらまき政策が多すぎる」が19.2%、「敵味方に区別している」が11.8%、「外交・安全保障能力の不足」が10.6%となった。

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政権発足100日の文在寅政権に韓国野党3党は厳しい評価 「独善・無能」「盧武鉉政権の亜流」

野党3党は文在寅(ムン・ジェイン)政権発足から99日目となった16日、文大統領の政権運営について「無能と独善、ポピュリズムの100日だった」「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の亜流だ」などと厳しい評価を下した。

保守系の最大野党「自由韓国党」の鄭宇沢(チョン・ウテク)院内代表は「文在寅政権は就任から100日が過ぎてもキャンドルに酔いしれている」とした上で「要するに『私がすればロマンス、他人がすれば不倫』(同じことをしても自分に対しては甘く、他人に対しては厳しく非難するという意味)、失望と無能、独善とポピュリズムの100日だった」と批判した。

鄭院内代表はさらに「文在寅政権は全ての問題を過去の政権に責任転嫁しており、また過去の政権が行った仕事は全て積弊や不義などとレッテル貼りしている」「しかし今の政権は安全保障や人事など様々な政策で左派ポピュリズムなどの新たな積弊を積み上げている」などとも指摘した。

中道系野党「国民の党」の朴柱宣(パク・ジュソン)非常対策委員長は「文在寅政権はかつての盧武鉉政権当時の政策や担当者の復活にばかり力を入れている」「『第2の盧武鉉亜流政権』という批判の声に耳を傾けねばならない」などと批判した。

朴委員長は「文在寅政権に対する一般的な評価は、実践の伴わない聞こえの良いだけの政策で、国民を催眠と幻覚に惑わせているというものだ」とも指摘した。

保守系野党「正しい政党」の李恵薫(イ・ヘフン)代表は「文在寅政権は疎通が不十分で仕事もできないので、国民の間に不安が高まり国の蓄えも台無しにしてしまうだろう」と指摘し、その上で「特に安全保障政策の無能さと福祉ポピュリズムが際立っている」と批判した。

前回の大統領選挙で同党から出馬したユ・スンミン議員もこの日フェースブックに「(現政権の外交・安全保障政策は)一言で無能」とコメントした。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

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文在寅大統領=(聯合ニュース)