2017年8月16日、韓国・亜洲経済によると、韓国・起亜自動車は在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に対する中国の報復措置で急激に落ち込んだ中国でのシェア回復を目指し、多くの車種を改名する方針だ。環球時報(電子版)が伝えた。

起亜自動車の中国邦人、東風悦達起亜はこのほど、中国での主力車種の「K4」と「K2 Cross」をそれぞれ「凱神」と「KX Cross」に変更した。起亜は07年、中国で「RIO 千里馬」を発表。その後、同車種は「鋭欧」、「K2」と名前を変えてきた。今回の再改名に業界の注目が集まっている。

起亜の責任者は「K4を中国名の凱神に変えたのは、中国市場に親しみやすいイメージを打ち出すためだ。品位ある生活、名誉と成功の追求を意味する。中国の若者の理想に合致する」と話す。

東風悦達起亜は今年上半期、中国での販売台数が前年同期に比べて55%減の約13万台まで落ち込んだ。今年の販売目標は70万台に設定しているが、達成には程遠いペースとなっている。

韓国メーカーはTHAAD配備に対する報復措置による打撃をあの手この手で挽回しようとしている。(翻訳・編集/大宮)

http://www.recordchina.co.jp/b187736-s0-c20.html