北朝鮮がグアムをミサイルで攻撃するとして公開したグアム・アンダーセン空軍基地の衛星写真が、6年前に撮影されたものとあると確認された。これにより、北朝鮮がグアム攻撃を準備しているとの宣言にも疑問の声があがっている。米国の声(VOA)が17日、報道した。

去る14日、北朝鮮官営の朝鮮中央TVは、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の戦略軍司令部視察シーンを放映した際、画面に金委員長が映り、その周辺に朝鮮半島地図とグアムに位置するアンダーセン空軍基地を写した衛星写真が現れた。

VOAは、アンダーソン空軍基地を写したこの衛星写真を分析した結果、写真の撮影時が「2011年前後」、つまり6年前のものだと伝えた。

分析家であり軍事専門家のニック・ハンセン スタンフォード大学国際安保協力センター客員研究員は「軍であれば、最新の衛星写真情報を持っているのは普通」とし、「そうではない点を見ると、これまで数年間、グアム地域に大きな関心を示していなかったということになる」と語った。

これを理由とし、北朝鮮が今回グアム打撃に対する攻撃を宣言したものの、「真剣に考慮しているわけではないだろう」と指摘した。

http://www.wowkorea.jp/news/korea/2017/0817/10195955.html

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