まあ普段から日本語語彙力が薄弱な
ネトウヨには読解が難しいかもしれないけどw


「震火災によりて、多大の不安に襲はれたる民衆は、ほとんど同時に、
また流言蜚語によりて戦慄すべき恐怖を感じたり。大震の再来、海嘯の来襲、鮮人の暴動などと言えるものすなわちそれなり。
大震海嘯の流言は、深き印象を民衆に与ふる程の力を有せざりといえども、鮮人暴動の蜚語に至りては、
たちまち四方に伝播して流布の範囲またすこぶる広く、かつ民衆の大多数はおおむね有り得るべき事なりとして
これを信用せしかば●に震火災より免れたる、生命、財産の安全を確保せんがために、期せずして、各々自警団を組織し、
不逞者を撃滅すべしとの標語の下に鮮人に対して猛烈なる迫害を加え、勢の激する所、ついに同胞を殺傷し、
軍隊警察に反抗するの惨劇を生じ、帝都の秩序将に紊乱せんとす。而して、これがために、
罹災地の警戒および避難者の救護上に非常なる障碍を生じたるのみならず、
のべて朝鮮統治上に及ぼしたる影響もまたはなはだ多く、誠に聖代の一大恨事たり」

                                  大正14年 警視庁『大正大震火災誌』


震災激甚、人心危惧の結果、流言蜚語盛んに起こり、なかんづく、朝鮮人に対する虚構的反感、
大いに人心を動揺させ、所在鮮人を殺戮し、すでに三百人に上り、その勢いの○趨、
無辜(むこ)の鮮人まさに挙げて俎上の肉となす」
「使節が告げるところによれば、大川端において鮮人六十名、亀戸において鮮人約二百名、
熊谷駅において百二十人、訛伝のため故なく虐殺」

                                司法大臣(震災当時) 田健治郎の日記