http://sp.recordchina.co.jp/news.php?id=188415

2017年8月23日、韓国・毎日経済新聞によると、日本の国家公務員一般職に当たる韓国の9級(高卒者)公務員の追加採用に応募者が大挙押し寄せ、歴代最高の競争率を記録した。

公務員人事を担当する「人事革新処」は同日、年末までの7級(大卒程度)と9級公務員計429人の追加採用に10万6186人が応募し、平均247.5倍の競争率を記録したことを明らかにした。特に定員が316人の9級には9万5390人が応募し、過去最高となる301.9倍の競争率を記録した。また、7級の追加採用試験には113人の募集に対し1万796人が応募、競争率は95.5倍となった。

今回このように競争率が跳ね上がったのは、追加採用で募集人数が限られている上、文在寅(ムン・ジェイン)政権の公共雇用拡充政策に期待し公務員試験の準備をする「公試族(公務員試験族)」が大きく増えたためとみられている。すでに採用手続きが完了した今年の9級公務員定期試験は、4910人の募集に対し17万2747人が受験、平均競争率は35.2倍だった。

今回の志願者の平均年齢は7級29.5歳、9級28.4歳で、今年の定期採用試験と大きな変動はなかった。追加公開採用の筆記試験は10月21日に実施される。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは2500に迫るコメントが集まっており、この問題への関心の高さがうかがえる。コメント欄には「公務員があふれる国はいずれ滅びる」「こんなに公務員に人気が集まる国は異常」「最後には公務員しかいなくなる」「これが正常な国の姿か?」など、国の現状を憂える声が並んだ。

また、「公務員試験に受かるには数回は受験しないといけないそうだ。時間の無駄という気もするが…」「これは韓国の名門大に入るより難しいな」など、公務員試験の難しさに言及する声もあった。