(台北 25日 中央社)陳建仁副総統は25日、台北市の総統府で、大村秀章愛知県知事と会談した。

陳副総統は、台湾の大切な友人であるとして大村知事の訪問を歓迎するとともに、新時代の日台関係が、地域の安定と繁栄により大きな貢献をもたらすことに期待を示した。

陳副総統は、台湾の対日窓口機関「台湾日本関係協会」の邱義仁会長、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)など、知日派政治家の登用は、蔡英文政権の日本重視の表れであると述べた。

また、日台関係の促進に尽力しているとして、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹男代表(大使に相当)に謝意を表明した。

陳副総統は、経済面での交流にも言及。製造業を主要産業とする愛知県の製造品出荷額が38年連続日本一であることに触れ、県内企業による台湾のイノベーション産業育成プロジェクトや新南向政策への参与を歓迎。

東南アジア・南アジア市場の開拓は、日本が持つ技術とブランドイメージの優位性と、台湾が持つハイテク産業と製造業のサプライチェーンとの提携によって行うとの見解を示した。

(呂欣ケイ/編集:塚越西穂)

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陳建仁副総統(右)と会談する大村秀章愛知県知事(左)=総統府提供