林芳正文部科学相は25日、京都市上京区の京都迎賓館で、中国の?樹剛文化相、韓国の都鍾煥文化体育観光相と個別に会談した。

3カ国の連携で毎年開催している文化交流イベント「東アジア文化都市」を充実させるため、有識者会議を設けて検討する方針で合意した。

東アジア文化都市は日中韓の文化相の合意で2014年に始まった。今年は京都市と中国・長沙市、韓国・大邱広域市で開かれている。会談は26日の日中韓文化相会合に先立ち行われた。

会談後、林文科相は取材に対して、来年の平昌、20年東京、22年北京と、3カ国で夏季、冬季の五輪開催が続く機会に合わせ、「互いに交流を深めるという共通認識ができた」とした。

韓国の日本植民地下での徴用工問題、慰安婦問題資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に申請する動きに関しては、「言及はなかった」と述べた。

http://kyoto-np.jp/politics/article/20170825000198