韓国の警察庁は7月1日から今月20日まで、リゾート地などにおける夏の盗撮犯罪(カメラなどを利用した撮影)の全国一斉取り締まりを実施し、盗撮・動画流布などで983人を検挙・立件したことを27日、発表した。

これは前年同期の769人に比べ27.8%の増加だ。警察は、これらの携帯電話など犯行に使われた盗撮証拠物を分析し、家宅捜索して別の犯罪行為がないか捜査する方針だ。

警察は、女性青少年課・刑事課・生活安全課の合同で専門チームを組み、各地方自治体や女性団体と共にリゾート地での盗撮取り締まりを実施した。

プール・地下鉄・海水浴場など3190カ所のトイレ・更衣室を集中的に取り締まった結果、性的暴行4件・わいせつ行為14件・盗撮15件、計33件の性犯罪を摘発した。

また、警察は盗撮された動画がインターネット上に流布されることを防ぐため、アダルトサイト運営者・出版社、動画投稿者、掲載者、インターネット放送業者などを7月24日から取り締まり、77件を摘発した。

警察は「盗撮動画の流布による2次被害を防ぐ対策を立てたい」としている。

キム・サンユン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/28/2017082800878.html