国土交通省は28日、京都市伏見区の場外離着陸場に向かっていた匠航空(岡山市)のヘリコプターが27日夕、燃料不足のため、同区にある京都朝鮮初級学校のグラウンドに着陸したと発表した。けが人はいなかった。

国交省は事故につながりかねない重大インシデントに認定。運輸安全委員会は29日に航空事故調査官2人を派遣し、原因を調べる。

国交省によると、匠航空のヘリ「ロビンソンR44」が27日午後4時4分、富山県小矢部市の場外離着陸場を離陸。

約1時間後、残燃料が少ないことを示すライトが点灯したため、午後5時15分に同校に「予防着陸」した。

飛行時間は約1時間半の予定で、1時間50分飛べる燃料を搭載すると届け出ていた。

匠航空は岡山市の岡南飛行場を拠点とする航空運送会社。

http://www.sankei.com/west/news/170828/wst1708280083-n1.html