韓国の文在寅大統領は28日、国防省の業務報告を受けた際、北朝鮮の核・ミサイル高度化などに対し韓国が圧倒的な軍事力でけん制できていないとの認識を示し「(韓国軍が)これだけ多くの国防費を持ちながら何をしているのか疑問だ」と苦言を呈した。大統領府が明らかにした。

北朝鮮の26日のミサイル発射を巡り、韓国軍がロケット砲弾との当初の見方を、28日に短距離弾道ミサイルと修正したことに不満をにじませた形。

自らが掲げる軍需産業の不正一掃を進める意思を改めて示したとの指摘もある。

文氏は、経済的には韓国が北朝鮮より圧倒的優位にあるとした上で「国防力でも北朝鮮を圧倒しなければならないが、実際にそのような自信を持っているのか」と高官らに問い掛け、国防を米国との同盟に頼り切りだとして「残念だ」と述べた。(共同)

http://www.sanspo.com/geino/news/20170828/pol17082821500008-n1.html