2017年8月28日、日本で開かれた新作ゲーム発表会で日本人俳優から「不適切な発言」があったとして、ゲーム発売元のセガゲームスが韓国の関連法人セガ・パブリッシング・コリアを通じ謝罪文を発表した。中央日報など韓国の複数のメディアが報じた。

セガゲームスは、26日に日本で開かれたプレイステーション4用ゲームの最新シリーズ「龍が如く 極2」の発表会で、キャラクターの声優を務める俳優の寺島進が「歴史的、政治的に不適切な発言をした」とした上で、「この事件はセガ本社も深刻な事案として受け止めている」と明らかにした。

また、「セガグループは世界のプレーヤーに感動体験を届けるべく努力しており、今回の事態について極めて遺憾に感じている。今後、こうした事態が発生しないよう再発防止に万全を期す」として謝罪した。

新作発表会に出席した寺島は、「今日ステージに上がっている何人かは朝鮮人なので、本当に朝鮮からミサイルが飛んでこないように願っている」などと発言、ステージ上の在日韓国人2人を指した「朝鮮人」との表現は「韓国人をおとしめるもの」と韓国で物議を醸していた。

セガはこれを「不適切な発言」と認め謝罪をしたが、韓国のネットユーザーの反応は冷ややかだ。

コメント欄には「こんな、小学生が書いたようなものが謝罪文だって?」「考える頭があるなら俳優を変更しろ」「謝罪はしても反省はしてないはず。無意識にそういう言葉が出たということは、普段からそう思っているという意味だ」など、この謝罪を受け入れ難いとする声が目立つ。

また、「謝罪を受けても韓国のユーザーの怒りは収まっておらず、発言をした寺島進の公式謝罪など、より誠意ある方法の謝罪を求めている」と報じたメディアがある通り、「韓国法人じゃなくて当事者が謝るべき」「本人は謝ってないんだよね?」などの意見も。

さらに「こっちも対抗しよう。日本人をおとしめてくれる韓国俳優はいないか?」との声もあり、騒動はなお鎮まりそうにない。(翻訳・編集/吉金)

http://www.recordchina.co.jp/b188927-s0-c30.html