あくまでも韓国が一番だと主張

AFCチャンピオンズリーグは現在、準々決勝が行なわれているが、韓国勢は全滅し既に大会から姿を消している。KリーグのチームがACLの舞台で1チームも8強入りできなかったのは、2008年以来の実に9年ぶりだ。

韓国紙『中央日報』は、このことに危機感を抱いているようで、「Kリーグはこれまでアジアサッカー1強であることを証明してきた」と前置きし、なぜ今回ACLで8強入りできなかったのか原因を究明している。

同紙は第一に「中国勢の成長が目立ち、ACLの地図が少しずつ変わり始めている。強大な資金力を動員して欧州のスター選手を獲得している中国スーパーリーグの躍進はアジアサッカーの競争構図にも影響を与えた。さらに日本のJリーグも積極的な投資で競争力を高めた」と綴り、日本と中国の発展を認め、それが韓国に影響を与えていると伝えている。

次に同紙が指摘したのは、ACL昨季王者の全北現代が、審判買収問題により今季の出場権を剥奪されたことだ。

同紙は「出場権を失った全北のために出場チームがプレイオフの日程を控えて急に変わったことも問題になった。早くからACLプレイオフ日程に合わせて準備してきた済州ユナイテッドは最初の試合日程からこじれ、全北の出場権剥奪でプレイオフ進出権を得た蔚山現代もあたふたと大会を準備することになった」と、全北現代が出場を逃したことにより、全てがこじれたと伝えている。

アジアの中では中国勢の台頭や日本勢の復活により韓国との差はほぼなくなってきている。それと同時に、互いに競い合うことでアジアフットボール全体のレベルがさらに向上しているともいえるだろう。

https://www.theworldmagazine.jp/20170829/01world/177343

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ACLの出場権が剥奪された全北現代 photo/Getty Images