北朝鮮の弾道ミサイル発射を巡り、仙台市で暮らす在日朝鮮人のコミュニティーには戸惑いが広がった。北朝鮮に対する日本国民の感情が一層悪化し、「私たちへの嫌がらせが起きないだろうか」と懸念した。

太白区の東北朝鮮初中高級学校は、児童生徒の登下校に保護者の付き添いを呼び掛けた。学校関係者は「日本社会は成熟しているので何も起きないと思うが、安全に万全を期し、子どもがターゲットにならないようにしたい」と話した。

一方で、拉致被害者家族を支援する「救う会宮城」の関係者は「国民は北朝鮮がとんでもない国家だと気付いただろう。関心が広がることで、拉致問題の解決を図るきっかけになればいい」と動向を見守った。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170830_13011.html