中国人観光客が日本のイメージについて寄稿した。日本は素晴らしい国とのイメージは過去の栄光に支えられたものであり、日常的に接する科学技術レベルでは中国がもはやリードしていると指摘している。以下はその概要。

「日本は素晴らしい」と語る中国人は多い。彼らにとってそれは事実なのだろう。マーケティングには「MOT」(決定的瞬間)という言葉がある。ある企業やブランドのイメージは客観的な評価ではなく、ある一瞬の体験によって決まってしまうという意味だ。国に対するイメージも同じなのだろう。

もし10年前に日本を訪問したのならば、その素晴らしさに素直に驚いただろう。自動販売機やコンビニなどの優れたシステムは圧倒的に中国をリードしていた。だが今ではどうだろう?日本の自動販売機は今でもコイン投入型だ。中国ではスマートフォンを使ったモバイル決済が利用できる自動販売機が普及している。コンビニも日本に劣らぬほど普及した。

日本の技術の象徴である新幹線もスピードは中国以下。長所があるとするならば人が少なく混雑していないところだろうか。そう、中国高速鉄道が開業したてのころとよく似ている。日本で驚くのはいまだにコイン投入型の公衆電話があることだ。何のための設備なのか、さっぱりわからない。

いろいろな例を挙げたが、結局、日本がかつてほど輝かしい存在に見えないのは、日本自身の問題ではなくわれわれ中国が変化したためだろう。さまざまな技術分野で中国は世界トップを突き進んでいる。日本の科学技術が大したものではないと感じられても、いた仕方ないことなのだ。(翻訳・編集/増田聡太郎)

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