(゚Д゚) 朝鮮の米について、明治9年の記録にあるね。

宮本大丞朝鮮理事始末 朝鮮政府接遇記略及風俗概要、宮本大丞朝鮮理事始末 朝鮮理事日記、宮本大丞朝鮮理事始末 第九號 陸軍士官朝鮮紀行
作成者:陸軍大尉 勝田四方蔵、陸軍少尉 益満邦介


■米について

 米は日本のものと似るが、粘質に乏しく日本の下等品よりも劣る。

■田園地帯

 土地は痩せていないようである。丘陵は雑木ばかりであり、開墾をしたこともあるが村民が懶惰(なまけもの)だからついにそれも止めたと言う。

 夏は雨が多いと言うが、本年は旱魃とのことで稲の水田がひび割れていた。

 畑には大豆が多く植えてある。黍(きび)、稗(ひえ)、甜瓜(マクワウリ)、ささげ(豆の一種)、胡麻、綿花、西瓜、南瓜、トウモロコシ、タバコなどを作っている。
 干天のために多少の損傷を受けているようである。

 男は耕作をし女は餉を運び、耕牛は所々につながれて、その光景たるや日本の田舎と同じである。ただ田畑の並びが日本に比べて不整列であった。