2年前のコラム

北京=聯合ニュース
チョン・ユンソプ、カン・ビョンチョル記者

 パク・クネ大統領は3日午前、習近平中国国家主席と並んで天安門城楼に上がり、
共に永遠の友であり、手を取り日本と戦おうと誓い合った。

 中国がこの日の午前10時(中国現地時間)から行った「抗日戦争と世界の反ファシズム戦争勝利
70周年(戦勝節)」記念行事に出席するためだった。朴大統領はこの日、大韓民国の首相として
初めて天安門の城楼に上がって、中国人民解放軍の軍事パレードを見守った。

 61年前、金日成と毛沢東主席は韓国戦争休戦直後「抗米援朝」の血盟国であることを誇示したが、
朴大統領と習主席は10年の縁の「老朋友」として朝鮮半島の平和と安定のために手を取り合った
のである。中国の血盟と呼ばれる北朝鮮の指導者ではなく、大韓民国の大統領が天安門の城楼に
上がったのは、韓中関係の質的な飛躍と変化した強固で決して揺るぎない中朝関係、さらに
北東アジアのダイナミックな力学関係を象徴的に示す歴史的場面という評価だ。

 特に朴大統領はこの日、天安門広場を眺める方向に習主席の右側の二番目に着座して、
中国人民解放軍の軍事パレードを見守った。中国の伝統的血盟のロシアのプーチン大統領の次であった。
 習主席が「朴大統領は最も重要なゲストの中の一人である。朴大統領の世話を」という指示を
実務に通達して、中国ネチズンたちが朴大統領を「朴大姐」という愛称で呼ぶのは、戦勝節行事に
出席した朴大統領への中国の認識がそのまま溶け込んでいるという評価だ。

 これに面白くないのは日本である。実質的にこのイベントの敵国と位置付けられた
日本の安倍首相はこの日、顔に誰にもかまわれなかった孤独と、悔し涙さえ浮かべながら
朴槿恵首相を非難することを忘れなかった。アジアの大いなるバランサーとして飛び立つ韓国を
嫉妬で見送りながら、「こういう事態は、あまり好ましくない事である」と述べた。
 声は冷静だったが、その裏に気も狂わんほどの葛藤と劣等感があったのは違いない。
 結局、習近平主席が韓国を大好きで、オバマも親韓的な性格、UN事務総長は韓国人の潘基文、
世界銀行総裁は韓国人キム・ヨン、これほど周りが敵ばかりなのに、何も出来ずに慰安婦、東海、
独島と妄言を繰り返す日本に未来はないのだろう。
 平昌オリンピックもある。その時、三年後に国際社会の舞台で日本の立場がどうなってるか……
恐らくは全世界から敵と認定され、哀れにも韓国を頼って来るに違いない。
 その時、彼らに手を差し伸べるか、冷徹に跳ね除けるか、韓国民の心に掛かってると
安倍首相は肝に銘じておくべきだ。