在日韓国人ら北朝鮮の核実験に「嫌韓が激しくなるのでは」と懸念

北朝鮮が核実験という超大型の挑発に出ると在日コリアン（韓国国籍者+「朝鮮」国籍者）が日本社会で「嫌韓」の雰囲気が広がるのではないかと心配している。

「朝鮮総連」という本の著者である在日コリアン、キム・チャンチョン（80）氏は4日、朝日新聞とのインタビューで、「キム・ジョンウンが暴挙をおかすたびに、在日（コリアン）の生活が苦しくなる、北朝鮮に対する日本の憎悪が膨張すると、犠牲になるのは在日コリアン」と述べた。

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北朝鮮の核実験を伝える日本のTV
3日、東京で市民たちが北朝鮮の核実験のニュースを報道する大型TV画面の横を通っている。 2017.9.4

彼はまた「北朝鮮が在日コリアンの生活を支援することは全くなく、むしろ足を引っ張っている」とも述べた。

在日コリアン2世の陶芸家の定期万（58）氏は、「北朝鮮のミサイル発射と核実験が続けば、「朝鮮」という言葉が悪いイメージを持つようになる」、「「在日」という言葉に憎悪が傾くようになるのではないかと心配している」と述べた。

朝鮮学校校長出身の男性は、「朝鮮学校が日本政府の高校無償化の対象から除外されたことが違法であることを問う裁判の判決が近いうちに行われる予定だが、北朝鮮の核実験が裁判に悪い影響を与えるのか心配になる」と述べた。

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「靖国反対」集会に対抗して嫌韓デモを行う日本の右翼たち
韓国と日本の市民団体会員が12日、東京都千代田区一帯の靖国神社前でキャンドル行進を行っている中、日本の右翼団体の会員らが戦犯旗である旭日旗を持って悪口を浴びせて集会を妨害している。 2017.8.12

宿泊業に従事している60代の在日同胞は、日本経済新聞に「嫌韓デモの影響で数年間宿泊客が減ったが、最近やっと前の状態に戻ってきた」、「北朝鮮が続ける核実験で再び在日コリアンの悪い印象が広がれば、営業に悪影響を与えるだろう」と心配した。

大阪在住の在日韓国人男性（80）は「ニュースを見た日本の若者の間で嫌韓ムードが広がり、在日コリアンが非難に見舞われるのではないかと心配だ」と話した。

実際、日本では今年に入って北朝鮮の弾道ミサイル挑発が続いている状況で、嫌韓デモが続いている。

3日には、在日朝鮮人総連合会（朝鮮総連）の前で、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する怒りを在日コリアンに向けて嫌韓集会をしていた右翼が、警察官を暴行して逮捕される事件も起こった。

産経新聞によると、埼玉警察は朝鮮総連埼玉本部前で嫌韓集会をして、警察官を暴行した16歳と27歳の男性2人を逮捕した。

二人を含む10人は、北朝鮮のミサイル発射に抗議する集会を開いた。彼らのスピーカーの音量を下げてほしいと要求する警察官を暴行したことが分かった。

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北朝鮮の核実験をトップニュースで大々的に報道する日本の新聞
日本の主要新聞が4日の朝刊で北朝鮮が実行した6回目の核実験をトップニュースで報道している。 2017.9.4

ソース：聯合ニュース　2017/09/04 09:15（韓国語）
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2017/09/04/0200000000AKR20170904044400073.HTML