【ワシントン=大木聖馬、黒見周平】トランプ米政権は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力行使を中国に促す政策の一環として、北朝鮮と石油を取引している中国の貿易会社に対する独自制裁発動の検討に入った。

 米政府関係筋が12日、明らかにした。

 トランプ大統領は12日、ホワイトハウスで、国連安全保障理事会が11日に採択した北朝鮮に対する追加制裁について「最終的に起こらなければならないことに比べれば、取るに足らない」と述べた。

 追加制裁では、米国が目指した北朝鮮への原油禁輸が見送られたことから、トランプ政権は今後、大部分の供給源となっている中国から北朝鮮への石油の流れを独自に締め付ける方針だ。

 米政府は8月22日、北朝鮮と石油取引を行っていたロシア企業に資産凍結などの独自制裁を発動。関係筋は「今後、中国の石油取引企業も制裁対象となるだろう」としていた。

(ここまで378文字 / 残り205文字)

残りは登録記事になってます
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170914-OYT1T50001.html
2017年09月14日 08時49分