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▲明仁日王の孫ヒサヒト

アキヒト(明仁)日王を含む全19人に過ぎない王族の中で50才以下の男性は11才のヒサヒトただひとりだ。明仁日王の次男の秋篠宮(フミヒト)の息子だ。王女らは平民と結婚すれば王族の地位を失うことになる王室制度により、このまま何十年か過ぎれば日本王室には日王の席を継承するヒサヒト一人だけが残るかも知れないという憂慮が現実に近づいている。

このため、制度を変えて結婚後も王女らの王族の地位を認める「女性宮家」制度を認めるべきだ、という声が大きくなっている。「宮家」とは結婚を通じて王室から分家・独立して分かれた王族をいう。

しかし、安倍晋三総理を中心にした国粋的色彩の保守陣営と執権自民党では「前例がない」、「女性が日王になる傍系継承の道を開くかもしれない」と反対している。反面、第一野党の民進党など野党側からは結婚後も公主らが王族の地位を維持できるようにこれを制度化すべきだと対抗している。ただし「女性宮家の子孫に王位継承資格を許容するかは未来の世代の判断に任せよう」として留保の立場だ。

王族の中で男性はたった5人で、30代以下の王族8人の中でヒサヒト以外は未婚女性だ。彼女たちが結婚すれば王族を外れ、30代以下の王族ではヒサヒトだけ残ることになる。この様な状況で去る3日、秋篠宮王子の長女、マコ王女の婚約予定発表は日本王室の維持問題を国家的心配事で新たに飛火させた。

●安倍「女性も日王可能に」発言ばっさり

王室専門家、ハラ・タケシ放送大教授は「このままなら日王制の変質は避けられない」と診断した。王室メンバーが減り、日王は現在のように象徴的に国家を代表する対外活動をするのも難しくなって、各種の伝統行事も維持が不可能になるということだ。

明仁日王の退位のための特例法が去る6月通過して来年初め頃、退位の可能性が高い中、安倍総理など保守陣営では「女性宮家」を制度的と認定する代わりに王室法規を直して1947年当時、占領軍(米軍)の圧力で王室籍から離脱した11人の宮家と、その子らを王室に復帰させる方案を推進している。しかし多数の王室専門家たちは「これら70才以下の全員が王族でない一般国民に生まれて育ったし、現明仁日王一族と共通する先祖を探すには600年近く遡らなければならない」とし、否定的な立場だ。

東京イ・ソクウ特派員

ソース:ソウル新聞(韓国語) [特派員生き生きリポート]11才少年が日王族19人中50才以下唯一の男
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20170916017002