戦時中、韓国人によってレイプされたベトナム人女性は「痛み」と「偏見」の人生に耐え今、正義を模索している
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/vietnam-war-women-seek-justice-mothers-raped-south-korean-soldiers-war-untold-stories-a7940846.html

トラン・ダイ・ナット氏は今も子供の頃に味わったあの忌々しい「瞬間」を覚えているという
内気な5歳児だったその少年は凄惨なベトナム戦争を生き延び、軍事や化学戦争から晴れて自由の身となり
自分の未来は明るいものと思っていた・・・が、その未来の希望も共産主義者の一人の兵士による
強烈な臀部への蹴りによって打ち砕かれた
その兵士は「お前のオヤジは犬だ、さっさとあっちに行けガキ」と怒鳴ったのである

多くのベトナム人にとって1975年4月30日は自国民と外国人兵士による死と破壊の20年戦争が終わった
喜ばしい日として記録されている
しかし「韓国人兵士」によるベトナム人女性への強姦の結果として生まれた多くの子供にとっては
生き地獄の始まりの日ともなったのである

先述のナット氏はこう回顧する
「私は幼過ぎて自身のアイデンティティーについて深く考えていなかった事もあって
なぜ私と他の子どもの見た目が違うのか母親に尋ねる事もありませんでした。
しかし、共産主義が勝利を宣言した瞬間に私の周りの環境が全て変わってしまった。
学校では常にいじめられ、お前のオヤジは犬=韓国人と罵られました。
私はただ黙ってそれを受け入れ続けました。
18歳になると、私の母がついに自分は韓国人に強姦されたことを告白しました
しかも強姦は一度ではなく三度、つまり私の二人の妹もまた
ベトナムでは有名な韓国との混血児ライ・ダイ・ハンなのです」

ベトナム戦争での韓国人兵士によるこのような強姦話はほとんど語られずにきました
韓国軍による一般市民女性に対する強姦暴行は国として韓国政府は認めたこともなく
調査を実施したこともないのです
しかし、今もなお800人ものレイプ被害者が生存しており、凄惨な自身の強姦話を語ることを心に決め
韓国政府に自分達の子供の父親が韓国人兵士だということを認めてほしいと彼女たちは訴えてはじめている

先述のナット氏の母は76歳と高齢も戦時中に起きた性暴力の記憶は今も鮮明に残ってるとのこと
彼女は時折、涙を拭いながらも自身の恥と秘密の人生をゆっくりと語ってくれた
「私は戦時中、村の人々を支援する看護師として働き、両親は農家で家はかなり貧しく
ヘリコプターと爆弾はもはや生活の一部みたいなもので、毎晩空襲に苦しみました」

そしてまだ性経験がなかった24歳の時、彼女は強姦されました
「昼休憩を取ろうと家に帰った時、近くのキャンプに居留していた韓国人司令官が私の部屋に入ってきて
いきなり抱きついてきました。私は全く動けず石となってしまいました。
その男は私の体を触り始め、そしてレイプしました。私は大声を出し助けを求めましたが
誰も来ませんでした。それから数日間、私はずっと泣き続けました。
後に妊娠していることが分かり、両親は中絶するように私に言い、私もそうしようとクスリを飲んだりしましたが
上手くいきませんでした。自殺も考えましたが、結局私は子供を産むこととなり生き続ける道を選びました」

その後も彼女はそれぞれ別の韓国人男にレイプされ二人の子供を生むことになる
彼女はそれでも「素晴らしい母」になろうと決意し、子供たちを周りの偏見にも負けずに学校に行かせることを決めました
今、彼女の望みは明確です「韓国政府にはベトナム人女性にしたすべてのことを謝罪してほしい
今もなお多くのライダイハンが苦しんでる」