第72回国連総会に出席するためにアメリカのニューヨークを訪れている 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、ニューヨークで現地の有力な経済人に会い、韓国への積極的な投資を訴えました。

文大統領は、20日、ニューヨークのインターコンチネンタルホテルで開かれた経済人との交流会「ニューヨーク金融・経済人との対話」で、韓国経済のファンダメンタル(基礎体力)が良好であるということを訴えるとともに、いわゆる「北核リスク」の懸念の払拭に努めました。

交流会には、バンク・オブ・アメリカやUSBなどの投資銀行、スターウッド・キャピタルなどの資産運用会社、CBS・NBCなどのメディアの要人など、金融・経済界から200人あまりの関係者が出席し、 韓国からは、金東?(キム・ドンヨン)経済副総理兼企画財政部長官、金融委員会の崔鍾球(チェ・ジョング)委員長、張夏成(チャン・ハソン)青瓦台政策室長、洪長杓(ホン・ジャンピョ)経済首席秘書官、国家安保室の南官杓(ナム・グァンピョ) 第2次長が出席しました。

また、 交流会を前に、文大統領は、 ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクフェイン会長、KKRのヘンリー・クラビス会長、ブラックストーンのステファン・シュウォースマン会長、カーライルのデイビット・ルーベンスタイン会長、アポロのレオン・ブラック会長、サーベラスのダン・クエール会長など、アメリカの金融界のリーダー8人と話し合いました。

これまで、韓国の大統領がニューヨークで金融界関係者や企業家に会ったことはありますが、今回のように大規模で、外国の投資家に対し経済政策や懸案を直接説明し質疑応答に応じたのは、はじめてだということです。

文大統領が特に力を入れたのは、北韓の相次ぐ核実験やミサイル発射による「北核リスク」への懸念を払拭することで、「しっかりした経済ファンダメンタルや対外的な健全性を基盤にし、北韓の挑発にもかかわらず、韓国経済と金融市場は安定を保っている」とし、韓国経済を信頼し持続的な投資を行うよう呼びかけました。


2017-09-21 10:55:57
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Po_detail.htm?No=65167&;id=Po