大阪市の吉村洋文市長は25日、ハガティ駐日米大使と大阪府庁で会談し、同市と姉妹都市提携を結ぶ米サンフランシスコ市が公園にいわゆる従軍慰安婦の像を設置する計画について、「パブリックスペース(公共空間)に設置されるなら、姉妹都市の関係を根本から見直さないといけない」と述べた。

サンフランシスコ市の市議会は2015年9月、慰安婦像や記念碑の設置を支持する決議案を採択。これを巡り、橋下徹前市長は3回、吉村市長も2回にわたってサンフランシスコ市側に慎重な対応を求める公開書簡を送付していた。

しかし、大阪市によると、今月、市民団体による慰安婦像がサンフランシスコ市内の民有地に完成。同市が今後、この民有地も含めて公園として再整備する計画を進めているという。


2017年09月25日 13時30分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170925-OYT1T50049.html