■ 昨年強姦・強制わいせつ犯罪5618件受付
■ 実刑宣告の割合は22.7%に留まる

昨年、全国の一審法院(法院=裁判所)が受けた強姦・強制わいせつ犯罪が5618件に達し、ここ10年で
最も高い数値を記録した事が判明した。

4日、法院行政処が発行した『2017司法年鑑』によれば、検察が強姦・強制わいせつ容疑で起訴した
事件は昨年5618件で、2007年の2153件に比べて2.5倍以上に増えた。一方で強姦とわいせつ犯罪者
10人のうち、6人は執行猶予、または罰金刑の処罰を受けた事が判明した。

強姦・強制わいせつ犯罪は親告罪条項が廃止となった2013年が4317件と急激に増え、前年(2789件)
よりも54%増加した。その後も2014年が5511件、2015年が5507件、2016年が5618件と着実に増加する
傾向にある。被害者が加害者を告訴した場合のみ強姦罪で処罰ができた条項が廃止され、捜査機関
で強姦罪を適用する事例が増えたものと分析される。

(写真)
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昨年1審で処理された5566件の強姦・強制わいせつ事件のうち、懲役刑を宣告された割合は22.7%
(1269件)で、執行猶予宣告の割合37.3%(2077件)よりも低かった。強姦とわいせつ犯罪者10人のうち、
2人程度だけが実刑を受けた事になる。同期間全体の刑事公判事件の懲役刑宣告の割合が22.9%
なので同じ水準だが、執行猶予宣告の割合(32.2%)は強姦とわいせつ事件の場合、5.1%ポイント高い
事が判明した。

他にも罰金刑が宣告された割合は29.8%(1663件)で執行猶予の次に高かった。無罪宣告は3.4%
(192件)に留まった。

一方で昨年1年間に成り立った刑事公判事件のうち、重要罪名別受付件数が最も多い罪は詐欺と
恐喝罪で17.2%を占めた。続いて道路交通法違反9.4%、傷害と暴行罪9.4%、窃盗と強盗罪5.3%、
特定犯罪加重処罰などに関する法律違反4.2%などの順だった。強姦・強制わいせつ罪は1審刑事
公判事件のうち、2.0%を占めた。

ソース:NAVER/ヘロルド経済(韓国語)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=102&oid=016&aid=0001298215