韓国人のほとんどがノーベル文学賞最有力候補と絶賛してるコウン氏の詩。

高銀『ぞうきん』

風が吹く日
風に洗濯物がはためく日
私はぞうきんになりたい
卑屈ではなく ぞうきんになりたい
我が国の汚辱と汚染
それがどれほどか問うまい
ひたすらぞうきんになって
ただ一ヶ所でも謙虚に磨きたい
ぞうきんになって 私が監房を磨いていた時
その時代を忘れまい

私はぞうきんになりたいね
ぞうきんになって
私の汚れた一生を磨きたい

磨いた後 汚れたぞうきん
何回でも
何回でも
耐えられなくなるまで濯がれたいね
新しい国 新しいぞうきんとして生まれ変わりたい