朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の特殊戦部隊が、パラグライダーを使って韓国軍と在韓米軍の連合司令部を奇襲する訓練を行っているという。
韓国の聯合ニュースが10日、国会や国防省、軍合同参謀本部などの情報として伝えた。

パラグライダーは山の斜面を駆け下りて離陸し、上昇気流に乗って滑空するもので、
時速20〜60キロのスピードで数時間飛び続けることができる。

また、翼面積の大きなタイプなら100キロ以上の兵士と装備を運ぶことも可能だ。機体も軽量で、兵士が山上に担ぎ上げるのも容易だ。

パラグライダーは、無人機と同様にレーダーで捉えるのも難しいとされる。
北朝鮮はこれまで無人機をたびたび韓国に侵入させているが、韓国軍は一度も捕捉できていない。

また、パラグライダーはほとんど無音で飛行するため、操縦に熟練すれば、特に夜間の作戦で高い奇襲効果が得られるという。

聯合によれば、朝鮮人民軍は特殊戦訓練場に韓米連合司令部の模型を設置。
陸軍第11軍団と前線軍団の軽歩兵師団と旅団、狙撃旅団、海軍と航空軍、
反航空(防空)軍所属の狙撃旅団などで構成された特殊戦要員が数チームに分かれ、パラグライダーでの奇襲訓練を行ったとされる。
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