韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のドナルド・トランプ大統領が、来月初めにソウルで韓米首脳会談を行うという。韓国大統領府(青瓦台)が11日に発表した。具体的な日付は明らかにされなかったが、両首脳の日程を考慮すると、7日前後になる見込みだ。文大統領とトランプ大統領の首脳会談は、6月末(ワシントンDC)と先月(ニューヨーク)に続いて3回目。

 これまで2回の首脳会談と同じく今回の韓米首脳会談も、主なテーマは「北朝鮮の核・ミサイル挑発に韓米がいかに対処するか」になるとみられる。これとともに両首脳は、韓米自由貿易協定(FTA)改訂や在韓米軍防衛費分担問題なども話し合うといわれている。両首脳は先月の首脳会談で、米軍戦略部隊の韓半島(朝鮮半島)ローテーション配備を拡大することに合意した。またトランプ大統領は、韓国訪問を前後して日本と中国でも首脳会談を行う予定。

 一方文大統領は来月8日から15日まで、7泊8日の日程で東南アジア3カ国(インドネシア・ベトナム・フィリピン)を訪問する。文大統領はまず、11月8日から2泊3日の日程でインドネシアのジャカルタを訪問し、ジョコ・ウィドド大統領と首脳会談を行う予定だ。続いて10・11日にはベトナムのダナンで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、13・14日にはフィリピンのマニラで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3首脳会議および東アジア首脳会議(EAS)に出席する。多国間会議の期間中、文大統領は参加各国の首脳と数回にわたって2国間会談を行うという。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者

2017/10/13 09:42 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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