「犬や豚でもこんなふうに殴ってはいけない」

釜山市で先月起きた女子中学生集団暴行事件の初公判が19日、釜山地裁で開かれ、担当裁判長は被害者(14)を血だらけになるまで殴打した被告の女子中学生3人(いずれも14)を厳しく叱責(しっせき)した。

裁判長は3人に対し、「被害者をまるで中国のマフィア映画かのように殴った。君たちが何時間も同じ目に遭ったらどうするか考えてみてほしい。宿題だ。次の公判時に必ず質問する」と述べた。

加害者3人のうち2人は拘置中で1人は在宅のまま裁判を受けている。拘置中の2人に対し、裁判長が「拘置所での生活はつらくないか」と尋ねる場面もあった。

被告らは9月1日、被害者を釜山市沙上区の工場近くの路地に連れていき、工事用の資材、酒瓶、アルミニウム製のはしごなどで1時間半にわたり暴行したとして起訴された。

うち2人は6月にも同市沙下区の公園とカラオケ店で被害者に集団暴行を加えていた。被告らは被害者が警察に通報したことを逆恨みし、報復目的で再び暴行に及んだという。

被告らは検察が起訴事実を朗読する間、うつむいて座っていた。起訴事実の大半を認めた被告らは「とても後悔し、反省している。被害者とその家族、自分たちの家族にすまない気持ちだ」と話した。

また、国民参与審判(裁判員裁判)は望まないとした。被告3人はこれまで裁判所に反省文を複数回提出したという。しかし、まだ被害者とは和解に至っていない。第2回公判は11月23日に開かれる。

釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者

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