京畿道議政府市内の高校の給食で、タチウオの煮物から寄生虫「アニサキス」が見つかった。

教育当局が20日に明らかにしたところによると、16日に給食を食べていた生徒がタチウオの煮物の内蔵から糸のように絡まった寄生虫を発見、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に写真を掲載した。

この寄生虫はクジラ類などの海生哺乳(ほにゅう)類の内蔵に主に寄生するアニサキス(anisakis)であることが判明した。アニサキスが人体内に入ると腹痛や下痢の症状「アニサキス症」を発症することがある。

タチウオの納品業者は内臓を取り除き、切り身の状態で給食の食材として納品することになっているが、問題のタチウオの内蔵は適切に処理されていなかったことが分かった。

同日は教職員約200人と生徒約1000人が給食を口にしたが、アニサキス症を発症した人はいなかったという。この高校では、タチウオの納品業者と食品加工業者に契約中止を通知し、今年の入札にも参加できないようにした。

議政府=権祥銀(クォン・サンウン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/21/2017102100440.html