タイにおける日本文化の人気

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ここで再び、現在のタイの情勢について詳しい、アジア情報のニュースサイト「Global News Asia」編集部にお話を伺いました。

タイはもともとは親日度は高かったのですが、2013年夏に東南アジア向けの査証(ビザ)発給要件を大幅に緩和、タイからの訪日者にはビザの取得を免除されることになり、多くのタイ人が日本を訪れ日本ブームが起こりました。そこで改めて日本の魅力を再発見して、評価が上がったのだそうです。

また、タイ国内では日本を紹介する旅番組が5つほどあり、今や「あこがれの国・第1位」なんだとか。

日本の文化に関しても「ワンピース」など多くのアニメが放映されおり、最近はメイド喫茶もバンコクでオープンしています。またAKBを始めとするアイドルも人気が高いです。一時は韓国のアイドルに押されている時期もありましたが、AKBグループのBNK48がスタートして、アイドルのライブも行われたりして、日本のサブカル文化が深く浸透しつつあると言っていい状況です。

食文化の面でも、バンコクでは最近、日本の居酒屋がブームになっていて、経済成長により中産階層が増えて昔なら屋台で外食をしていた層が居酒屋や日本食のレストランに押し寄せているのだそうです。

タイでは日本好きを象徴するかのように「Say Hi」「すごいジャパン」「ドゥーハイルー」など多くの日本紹介番組が現在放送されている。そんな中、また新たにひとつ日本を紹介する番組が加わった。新しく放送がスタートしたのは、タイの地上波5チャンネルの「tadaima」という番組。夜10時50分からの30分番組として、今後毎週金曜に放送される。

日本からの経済支援

これまでのお話は大半がバンコクの話で、バンコク以外の、特に山間部や国境地帯はまだまだ貧しく、日本文化どころではないという一面もあります。そういった地域のために日本も経済支援をしていて、例えば険しい山林地域にあり登下校も困難な学校のために四輪駆動車を導入したり、病院に医療機器購入の費用を寄付するなどしています。

そういった面でも、タイの「日本大好き」の気持ちが強くなればと思います。

バーンクンメーナーイ校は、チェンマイ県メージェム郡メースック地区の険しい山岳部に位置する公立学校で、児童送迎や学習用資材及び食料の輸送が困難な状況にある。そのため、同地の過酷な道路環境でも利用可能な安全で効率的な送迎や輸送を可能とする大型四輪駆動車の整備が喫緊の課題となっていた。

大型四輪駆動車の整備計画に対して総額3,162,000バーツ(約990万円)の支援を決定した。