2017年11月4日、韓国・プレシアンによると、サムスン電子製のスマートフォン「ギャラクシー」を充電したところバッテリーが膨張したという苦情に対し、サムスン側が「正常」と回答したとして物議を醸している。

韓国南部の都市、全州(チョンジュ)市に住む女性Aさん(41)は今月2日、ギャラクシーA7の充電中にバッテリーが膨張する「スウェリング現象」の被害に遭った。Aさんは当時の状況について「ギャラクシー(の他のモデル)が爆発したことはニュースやネットを通じて知っていたので、これも爆発するのではないかととても怖かった」と振り返っている。

Aさんは3日、市内のサービスセンターを訪れたが「修理は難しい」と言われ、そのまま帰宅。4日午後に弟のBさんがサムスンのサービスセンターを訪れてスマートフォンの修理を依頼した。Bさんはその際、「不良品ではないのか」と何度も問いただしたというが、センターの職員は「バッテリーの寿命が短くなると、どのギャラクシー製品でも膨張する可能性がある」と繰り返し、製品に欠陥はないと主張したという。

Bさんは「爆発や火災など想像するだけでも恐ろしいことが身内に発生したのに、サムスン側は謝罪どころか『製品に問題はない』との立場を譲らない。まったく理解できない」と憤っており、「20年以上携帯電話を使ってきたが、『膨張現象は当たり前』というのは居直りや消費者を欺く行為」と訴えた。なお、妊娠中の姉Aさんを気遣い、Aさんには「無事解決した」と伝えてあるそうだ。

これに対し、サムスンのサービスセンター関係者は「顧客がどのような印象を受けたのか分からないが、不便不満を最小化するよう努力しており、詳細な立場は本社側から伝達する」と説明している。

この騒動に、韓国のネットユーザーからは

「他社製のノートパソコンでスウェリング現象が起きた時、無償で新型バッテリーに交換してくれたよ」
「サービスの態度が悪過ぎ」
「膨張しない大部分のスマホは異常ということだね」
「膨張は正常ですなんて、説明書に書いてないじゃないか」

などサムスンへの非難の声が上がっている。

一方で

「現時点ではリチウムイオンバッテリー技術の限界」
「バッテリーの寿命で起きる現象。サムスン製だけじゃない。膨張しても爆発や火災の原因にはならない」との擁護派もみられ、
「クレーマーのにおいがする」
「弱者だからってみんな正しいわけじゃない」
「韓国人はいつからこんなにあくどくなったの?本人の過失も強気に出れば解決できると責任回避。それでも駄目だと分かればサービス担当をたたく」との声も上がった。


2017年11月6日(月) 17時40分
http://www.recordchina.co.jp/b203267-s0-c20.html