チョ・ドゥスンの出所に反対する市民...再審は可能か

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2008年、チョ・ドゥスンに性暴行を受けた被害者が描いた絵。犯人を処罰したい気持ちを表現した。 [写真KBS画面キャプチャー]

小学校1年生を相手に性的暴行を犯して懲役12年の刑を宣告された、チョ・ドゥスンの出所に反対する要求が青瓦台「ベスト請願」に上がった。

この9月6日、ある請願人は「チョ・ドゥスンの出所反対」というタイトルで、「チョ・ドゥスンを再審して無期懲役刑に処さなければならない」と主張した。

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「チョ・ドゥスンの出所反対」を求める請願に19万人に近い市民が同意した。 [写真青瓦台ホームページ]

7日午前現在、該当請願には19万人に近い人々が同意した。市民は「すぐ隣に住むかもしれないと思うとぞっとする」「出てきたらまた犯罪を犯すようで、娘を育てるのが怖い」と同意するという意見を述べた。

チョ・ドゥスンは2008年12月、京畿道安山で登校中だった小学校1年生の女児を近くの教会のトイレに連れて行き、首を締めて気絶させ、性暴行して性器や肛門などの機能を喪失させた。

当時、検察は犯行の残酷性などを考慮して、前科18犯のチョ・ドゥスンに無期懲役を求刑したが、裁判所は被疑者が酒に酔った「心身微弱」状態だったという状況などを考慮して、懲役12年の刑を宣告した。現在、チョ・ドゥスンは青松刑務所の独房に収監中で、2020年12月に出所する。

去る2014年、チョ・ドゥスン事件の被害者の父親は「子供はたくましく、元気に過ごしている」と近況を伝えた。ただ、「他のことは怖くはないが、私がチョ・ドゥスン事件の被害者だということを周りの人々が知っていることがストレスだと言って、6年後にチョ・ドゥスンが出所することも恐れている」と述べた。

しかし法曹界では、チョ・ドゥスンの再審は難しいという立場だ。裁判所で確定判決が出た事件を再捜査することは、「一事不再理の原則」に反するためである。

刑事訴訟法の場合、判決が確定した事件については、原則として裁判を再請求することができない。例外的に再審が許可されている場合は、有罪である状況で無罪判決を受けるためにするときだ。チョ・ドゥスンの場合のように量刑を高めるための再審は、現在としては不可能である。

そのため、これを補完するための追加法案の制定が議論中だ。共に民主党のピョ・チャンウォン議員はチョ・ドゥスンが満期出所した後、住む町に戻っても現行法上防ぐ方法がないという報道に関連して、これを防ぐ法案制定の意志を明らかにした。ピョ議員は「3年後に出所する予定のチョ・ドゥスンから再犯の危険性がなくなったのか専門検査を実施し、もし再犯の危険性が高い場合、潜在的被害者と社会を保護する保安処分を新設する立法案を講じている」と伝えた。

ソース:中央日報 2017.11.07 07:55(韓国語)
http://news.joins.com/article/22089010