公表されなかった首脳会談でのやりとりが、取材でわかってきた。
安倍首相とトランプ大統領の会談の中で、朝鮮半島有事が発生した場合の対応も含めて、
突っ込んだ話し合いをしていたことが明らかになった。

政府関係者によると、一連の会談の中で、朝鮮半島で軍事衝突が起きた場合に、
韓国にいる日本人をどう退避させるかについても話し合われ、韓国駐留アメリカ軍による日本人の輸送など、
今後、具体的な対応を協議していくことを確認したという。

こうした中、政府は、北朝鮮の35の団体と個人の資産を凍結する、日本独自の制裁措置を決定し、閣議で了解した。

菅官房長官は「(北朝鮮が)度を越した挑発的な言動を繰り返していることは、断じて容認できない。北朝鮮が問題解決に向け、
具体的な行動をとることを強く求めたい」と述べた。

一方、会談の中で、トランプ氏が、北朝鮮との対話を重視する韓国に強い不満を漏らしていたこともわかった。

今後は、日米両国の蜜月関係が、韓国や中国を巻き込んだものにできるかが問われることになる。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00375678.html