2017年11月8日、韓国・朝鮮日報が、世界のファッション界が日本に「はまっている」との記事を報じた。

記事はまず、最近、ファッションのトレンドとして日本が注目を浴びていると説明している。デザインに日本らしい色彩を加えた世界的ブランドも続々と出ており、「日本」そのものをコンセプトとしたファッションショー開催や、日本だけで特別コレクションを開き限定版を発売するといった例もあるという。

例えばルイ・ヴィトンは、2018年リゾートコレクション・ファッションショーの開催地として滋賀県の美術館「MIHO MUSEUM」を選んだ。侍や歌舞伎、浮世絵など日本を象徴する文化的コードが、そのデザインに溶け込んでいるという。またクリスチャン・ルブタンは相撲の石浦関をモデルに採用、ドルチェ&ガッバーナも先月初め、伊勢丹で限定販売するカプセルコレクションを作って東京で紹介するショーを開催し、その後モデルらが地下鉄駅構内や路地を歩く「ストリートファッション」を披露した。

こうした動きについて専門家らは「ファッションブランドが追い求める高級イメージを植え付けるには日本が最適」と説明しているという。高級なアジアの料理といえば一番に「すし」が思い浮かぶように、日本が「高級な文化」を持つ代表的なアジア国家として捉えられているとの分析だ。

記事は末尾で、高級ファッションブランド界から注目される日本の伝統文化と、世界に広まる「韓流」ブームは対照的だと指摘し、「韓流への関心は世界各地で高まってはいるが、いまだ大衆が憧れるような高級文化には進めず、K−POPやドラマを中心にマニアが熱狂するサブカルチャーにとどまっている」とした。

この報道に、韓国のネットユーザーはどんな反応を示しているだろうか。コメントをみると、「韓国は伝統衣装・韓服や伝統家屋・韓屋は消え、現代のものしか残していない」「日本の文化支配力は恐ろしいけどうらやましい」との声が上がる一方で、添えられたファッションの写真に「ダサいんですけど」「ファッションというよりコスプレ」「侍が高級?。未開な軍隊の戦争文化でしょ」「大したことない。今の韓国の方が、すべての面で洗練されてる」「日本にはまってる西洋人なんていないでしょ。それに、東南アジアのファッションはすでに韓国が先導してる」など反論が圧倒的のようだ。

その他にも「ファッション界は難解」「正直言って、映画やドラマに出てくるファッションはみんな幼稚で共感できない」などのコメントが寄せられた。

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