>>1のつづき

しかし、ジョンイジョプキにはオリガミとはまた異なる特性がある。

彼女は、「オリガミの『オリ』は折るという意味で『カミ』は紙のことだが、(※ジョンイジョプキとオリガミとでは)「折り」の概念が違う」とし、『(※オリガミの)折ること』は断絶を意味するが、ジョンイジョプキ用語の『折る、たたむ(※チョプタ)』、『開く(※ピョダ)』は、互いがひとつに繋がること」と説明した。

イ理事長は続けて、「コッカルは作るだけでは終わらず最後に開くことによって、コッカルは実際に頭上でかぶることができる」とし、「コッカルを開くということは空いたスペースを作り、形状を作るだけではなく形状の中にそのものを入れられる空のスペースを作ること」と強調した。

この日のフォーラムではキム・テヨン大邱大学名誉教授が「喜怒哀楽が盛り込まれたジョンイジョプキ紙花」というテーマで紙花の使い方、民間儀礼と宗教儀礼、宮中儀礼の中の紙花、製作技法などを紹介した。

ク・ミレ東方文化大学院大学研究教授は「ジョンイジョプキで作った神位、紙榜と紙衣」、クム・ボクヒョンチョンゴク扇子研究所所長「百摺扇と大輪扇」、イ・グァンヨン韓瑞大学教授は「ソンギョンド(陞官図)とジョンイジョプキ」をテーマに発表した。

イ・グァンホ国立民俗博物館学芸研究官を座長、ユク・ヒョチャンソウル文化芸術大学教授、イ・ヒョンモ在外同胞新聞代表、パク・アムジョンソウル特別市博物館協議会会長、パク・キテバンク団長、イ・ギルベ文化財庁伝統文化課長らがパネリストとして参加し討論を繰り広げた。