>>863
日本の現在「道」とついている芸道は、その殆どが一子相伝。
あるいは、秘術。

その古い事例として、日本の場合、書道があげられる。
昔は、書道のことを「入木」などと言ったが、秘伝書が多く書かれた。
日本人はマニアックな研究が大好きで、しかしそれをもったいぶって外に出さない。
身内のグループで技術を止めてしまって普及させない。
オタクは、大昔からそう。

そのオタクたちはそれを紙に残さない「口伝」の形で引き継いだのだが、
ときおり、それを見かねた人が、秘伝書、口伝書として書き残した。
それが、現在にも伝わっている。
「書論」で調べてみると良い。

中国では、書論というのは研究書のことを意味し、広く出版して
自分の研究の優秀さを誇り、競い合っていたので、多くの書論が残っている。