福岡県警は14日、以前勤務していた健康食品会社の顧客情報を不正に持ち出し、起業した会社の営業活動に利用したとして、不正競争防止法違反(営業秘密の領得、使用)の疑いで韓国籍の会社役員、金浩二容疑者(35)ら男3人を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年5月下旬、当時勤務していた福岡市内の健康食品会社で約3万6千人分の顧客情報をUSBメモリーに移し、その後起業した同業の会社で同年11月ごろから今年7月ごろにかけて、延べ158人の顧客に電話で勧誘販売した疑い。

 県警によると、金容疑者は被害企業で営業部の責任者を務めており、顧客情報を保存するサーバーへのアクセス権限を持っていた。昨年10月に被害企業から相談があり、県警が捜査していた。

 県警は14日、データをUSBメモリーに移す作業に関わったとして、同法違反(営業秘密の領得)の疑いで被害企業に勤めていた女(35)も逮捕した。


2017.11.14 13:03
http://www.sankei.com/west/news/171114/wst1711140053-n1.html