8日から始まるサッカー東アジアE−1選手権に出場する北朝鮮代表の選手団が5日午後、北京国際空港から羽田空港に到着した。男子は東京都内、女子は千葉県内のホテルに滞在する。

 羽田空港の到着ロビーでは、神奈川県から来た朝鮮学校の生徒約20人を含む、数十人の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者が出迎えた。男女の選手団が姿を現すと「マンセー(万歳)」と声が上がり、生徒が歌を歌って歓迎。選手は笑顔で手を振った。

 日本政府は北朝鮮への独自制裁措置として北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止しているが、選手団の入国は特例として認めた。選手団は2日に平壌を出発、経由地の北京に滞在していた。

 選手権には日本と北朝鮮、中国、韓国の4カ国が出場。女子は8日から千葉市のフクダ電子アリーナで、男子は9日から東京都調布市の味の素スタジアムで試合を行う。


2017.12.5 19:53
http://www.sankei.com/sports/news/171205/spo1712050027-n1.html