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イム選手は途中、左手の代わりに左足を使って、また両手を交差してキーボードを操作したり、椅子の背もたれを倒しのけぞったような姿勢でプレーしたりした。
これは、「不利な条件でも勝てる」という自らの実力を示すためのパフォーマンスとされるが、試合後、ネット上で激しい論争を呼ぶことになった。
「面白いイベントだった」という反応の一方で、「公式試合においてあまりにも無礼な行動」と批判も多数上がったのだ。

波紋を受けイム選手はネット放送を通じて「事前に現場で関係者から承諾を得た。心配しないでほしい」と表明したが、
大会を主催したZOTACの中国支社は5日、イム選手の行動を「侮辱的で未開」とSNSで非難した。
同支社によると「社がこれを許可したという(イム選手の)言葉は明らかに事実ではない」という。

すると、イム選手は再び反論に乗り出した。彼はネット放送を通じて「もし(足でコントロールするのが)問題だとしたら、なぜ放送を中止せずに(その姿を)クローズアップしたのか。暗黙に許容したということ」と主張した。
また「現場で関係者の1人に承諾を得たのは事実。ただ現場には関係者が多過ぎて誰だったか覚えていない」と説明し、
「ルオシアンが望むなら謝罪するとも伝えたが、断られた」と付け加えた。

この騒動を受け、韓国のネットユーザーからは「ナイス」「足でも勝てるということを現実に見せてくれるとは」「中国に勝って胸がすっきり」などイム選手を擁護する意見が多く寄せられている。
また「まさか中国から『未開』と言われるとは」「確かに足でのプレーに負けるなんて恥ずかしいかも」と中国を皮肉るような声も。

そんな中、「勝ったことはおめでたいけど、eスポーツらしく相手を思いやる姿も大切。中国人が嫌いでも足は良くない」と忠告するユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)