米東部ニュージャージー州フォートリー区の議会は14日夜、区内に慰安婦碑の設置を認める決議を全会一致で可決した。
◆新たな慰安婦碑設置へ 米ニュージャージーで区議会が全会一致で可決

慰安婦碑が設置されれば、同州では5例目となる。
設置場所は公表されていないが、公有地に建てられる。

フォートリーでは2012年に、韓国系団体が慰安婦碑の設置を計画。
デザインや碑文の内容をめぐって複数の韓国系団体で意見が対立し、計画はいったん立ち消えとなった。

その後、地元の韓国系米国人の高校生らが16年にデザインを公募することを発表し、準備を進めてきた。
すでに慰安婦碑のデザインは決定しており、地元の高校生による詩文が刻まれる。
日本への言及はないという。

韓国系団体の動きに対し、在ニューヨーク総領事館がフォートリー側に働きかけを行ったほか、現地の邦人や日系人が反対運動を展開。
この日の議会でも、採決を前に、邦人が「間違った歴史が米国で広められている。

地域社会には分断ではなく、結束が必要だ」などと演説した。
ニューヨーク・マンハッタン島の対岸に位置するフォートリーは人口約3万7千人で、韓国系住民は3割を超える。

産経ニュース 2017.12.15 12:34
http://www.sankei.com/smp/world/news/171215/wor1712150039-s1.html