レコードチャイナ 2017年12月16日 15時30分 (2017年12月16日 19時23分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171216/Recordchina_20171216024.html

中国外交部(中国外務省)の陸慷(ルー・カン)報道官は15日の定例記者会見で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が訪中した際に、取材中の韓国人記者が中国人警備員十数人に暴行され負傷した件について、警備員は韓国側団体が手配したものだったなどと説明した。

事件発生は14日午前11時ごろ。文大統領は大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が主催した中韓経済貿易協力交流会の開幕式に出席した。中国メディアの環球網によると、スピーチを終え引き揚げようとする文大統領の通路に韓国人記者も同時に出ようとしたことで中国人警備員との乱闘が発生。韓国メディアのKBSによると、大統領スタッフが制止しようとしたがすぐには収まらず、記者1人が警備員十数人に殴る蹴るなどされて負傷した。

暴行された韓国人記者は2人だったとの報道もある。韓国政府は中国政府に徹底した調査と相応の措置を求めた。KBSによると、現場では乱闘発生の10分ほど前にも、警備員が韓国メディアのカメラマンを押し倒すなどの事態が発生していた。また、13日に開催された中韓ビジネスフォーラムでも、中国側警察官が韓国人記者の取材を阻止しようとして双方に乱闘が発生し、韓国側メディアが取材を拒否するトラブルが発生していた。

陸報道官は15日の記者会見で、「記者は韓国側団体に招かれており、警備員も韓国側団体が雇った者だ。従って、調査には韓国側団体の情報提供が必要」とした上で、「いずれにしろ、事態は中国で発生した。中国側も調査にしっかりと協力する」と述べた。

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