あー、先に言っとくべきだった。
革はほとんどが輸入品です。一部の豚革は国産の物で手に入りやすい物があるけど、それは例外みたいなもんかな。
潮目が変わったのはやっぱり民主党から自民党が政権奪取した時かねぇ。いや、これは単にタイミングが重なっただけかなw
とはいえ、その辺りから日本に良い革が入りやすくなってきた印象がある。
そうなった大きな理由は二つ。
まずは革の入手ルートの新規開拓。
例えば底材に使う革で、それまで日本にはほとんど入って来なかったメキシコ辺りからの革が入ってくるようになった。
余談だけど、嵐の番組に貴乃花の息子さんが出た時にちらっとテレビに写った革の底材は、おそらくメキシコ産4ミリ厚のもんだね。
家族にこれを言ったら「そんなとこを見てる奴はいねぇ」ってありがたいお言葉が返ってきたけどw
もう一つの理由が、革の素材の多様化。
前途のコードバンのヌメ調ってのがあるんだが、少し前からそれの代替素材も出るようになった。クロムエクセルって言うけど。
つまりメイカーからの要望にいろんな革で対応できるようになってきたってこと。
この新素材にはびっくりするようなものもあるんだけど、それはまた別のお話。
ただ素材が多様化してきたおかげで、素材屋としてはあっちこっちに電話する機会が多くなったなwこれはまぁ、しょうがないか。
短いもんだけどいきなりの革靴のお話は今回はここまで。