東スポWeb 2017年12月15日 17時0分
http://news.livedoor.com/article/detail/14034284/

 韓国・文在寅大統領(64)が14日、就任後、初めて中国の習近平国家主席(64)と北京で首脳会談を行ったが、相変わらず韓国内ではゴタゴタが続いている。名門女子大である梨花女子大学のキャンパスに建つ、初代総長・金活蘭(キム・ファルラン)の銅像の撤去運動が起きて収まりがつかない。文政権下で広がる反日運動とも関連しているだけに厄介だ。しかも文政権は、獄中にいる親北朝鮮・反米・反日思想の極左暴力活動家の恩赦を計画しているというから目が離せない。

 金氏(1899〜1970)は韓国の女性教育の先駆者で、日韓併合時代、朝鮮YWCA設立に尽力した社会活動家・教育者で、朝鮮の女性ではいち早く米国に留学し、博士号を習得した才女だ。45年に設立された梨花女子大では初代総長を務めた。

 一方で、創氏改名論者で自らも天城活蘭(かつらん)という日本名に改名。戦時中は学生たちに積極的に勤労動員に参加することを勧めたりなどの行為がアダとなって、近年「親日派」(=チムイルパ。韓国では売国奴の意)に認定された人物だ。

 このため、金氏の銅像の前には現在、彼女の「親日行為」を記した立て看板が立てられ、銅像本体には「梨花の恥」「(銅像は)日本へ」となどの無数の貼り紙やペンキによる落書きがなされている。11月末に立て看板は大学側が撤去したが、設置した学生団体は「片付けたからといって金活蘭の親日行為が消えるわけではない」などと主張している。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は、この状況を見て「思い出したのは、近代中国最大の黒歴史でもある文化大革命。大躍進政策の失敗により、失脚していた毛沢東が復権を願い、紅衛兵と呼ばれる狂信的なシンパ学生を扇動して起こした一大権力闘争です。その実態は政敵のつるし上げ、粛清にとどまらず、毛沢東以外のあらゆる価値観を認めない、革命の名を借りた徹底的な文化破壊運動でした」と話す。

 過去には歴史的建造物だった仏教寺院や孔子廟がことごとく破壊され、貴重な経典や古文書も焼かれた。仏像の首はもがれ、孔子像の目はくりぬかれ「愚か者」と書かれた札を首からぶら下げられたという。

(全文は配信先で読んでください)