今年は食品の安全問題が相次いで発覚して、飲食品に対する信頼が大幅に落ちた。殺虫剤成分が卵から
検出されたり、ヨーロッパ産の非加熱ソーセージ、ブラジルの腐った鶏などが国内まで影響を及ぼして、
安全な製品なのか、払い戻しは可能なのか等に対する問い合わせが相次いだ。

他にもカビや虫だけではなく、ビニールや金属など、想像し難い異物に対する情報提供も絶えずに寄せ
られた。

今年1月から12月10日までに消費者告発センター( www.goso.co.kr )に寄せられた飲食品分野の消費者
被害事例は3,956件で、昨年(3,448件)よりも14.7%増加した。

主な被害内容は、▲異物混入や製品の変質などが2,528件(63.9%)で最も多く、▲殺虫剤卵など、有害食品
に対する不安や抗議も348件(8.8%)を超えた。

■ 食品安全問題が相次いで発生・・・「不安で生活できない」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今年は食品の安全問題が特に浮上した。国内農家の卵から殺虫剤成分が検出されて、ブラジルの腐った
鶏が発見されたり、ヨーロッパ産の非加熱ソーセージを食べてE型肝炎に罹るなどの消息が伝わり、
消費者の不安を高めた。

食品安全問題は消費者告発センターの情報提供にも反映された。殺虫剤卵事件が起きると食品医薬品
安全庁と農林畜産食品部が責任転嫁をして、正確な情報を得られない消費者の不満が溢れた。

それだけでなく殺虫剤卵の騒動の後、キムパプ(海苔巻き)やクッパなどの卵を含むメニューを販売する
飲食店で、『卵』を使わないのに価格はそのままだという抗議が出た。

また、ブラジル産の腐った鶏騒動が起きた去る3月には、フランチャイズで販売する鶏製品の原産地が
ブラジル産である事を後から知ったとし、製品の払い戻しを要求する情報提供が相次いだ。

これにブラジル産の鶏パティを使っていたメクドナルドゥ(McDonald's)、ロッテリア(LOTTERIA)、ポゴキン
(Burger King)、KFC(Kentucky Fried Chicken)、マムストチ(Mom's Touch)などは原産地を変えたり
製品生産を中断した。

■ 「長かった猛暑のせい」で異物不安がますます高まる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今年の長かった猛暑と大きな日較差のため、食品の変質やカビ、虫などの異物問題が大幅に増えた。

ピジャホッ(Pizza Hut)、ミストピジャ(Mr.Pizza)、トミノピジャ(Domino’s Pizza)などのフランチャイズの
ピザ製品から骨片が出て子どもが怪我をしたり、GS25、CU、セブンイレブンなどの便宜店(コンビニ
エンスストア)で購入した三角キムパプ(おにぎり)から石が出て、ゼリーに入っていた砂のせいで歯が
折れたりした。

(写真)
http://ph.consumernews.co.kr/news/photo/201712/522495_164086_0137.jpg
▲ (左上から時計回りで)フランチャイズのピザから発見された骨片。シリアルから出た虫、ラーメンの
袋の中にいたゴキブリと卵の殻、三角キムパプに入っていた固い石。

この他にも、シリアル製品を食べていたら虫と見られる黒い異物が出て、ラーメンからゴキブリとゴキブリ
の卵の殻が発見され、ヨーグルトやミネラルウォーターなどにカビと見られる異物が浮かんで消費者が
驚愕した。

ソース:消費者が作る新聞(韓国語)
http://www.consumernews.co.kr/?mod=news&;act=articleView&idxno=522495