■クリスマスツリーの故郷は済州?!

年末になると町の各地で煌めく装飾が施されたクリスマスツリーが見られる。よく目にする人工クリスマスツリーは針のように細くて濃いグリーンの葉をびっしりと有する円錐形の木だ。

このようなクリスマスツリーの実際のモデルは、驚くべきことに我が国の漢拏山が故郷である「クサンナム※」だ。(※チョウセンシラベ,朝鮮白檜。以下、「チョウセンシラベ」とします。)
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実際、チョウセンシラベは世界的にクリスマスツリーとして最も多く使われる木だ。親戚といえるジョンナム(※Abies holophylla)と比較して背が低く、葉が所狭しと育って観賞用に適している。チョウセンシラベは1920年、英国の植物学者ヘンリー・ウィルソンによって伝えられた。ウィルソンは、漢拏山で採集したチョウセンシラベの標本を分析して、既に知られているものとは全く異なる「新型」であることを突き止めた。それで、チョウセンシラベの名前は英語で、「Korean fir(韓国モミの木)」と、学名は「Abies koreana E.H.Wilson」だ。

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▲チョウセンシラベの葉はソナム(※アカマツ)に比べて平たくて短い。葉の先端に溝が入っているのが特徴だ。 - Abies koreana。

ウィルソンの発表以降、米国はチョウセンシラベを改良して、数十種の新品種を作り出して特許まで登録した。米国は改良したチョウセンシラベを世界に販売した。以降、チョウセンシラベはクリスマスツリーとして広く使われるようになった。

チョウセンシラベが自生する森は世界で我が国だけだ。 国内チョウセンシラベの面積は1200ha程度と分かっていて、そのうちの67%程度が済州島の漢拏山に分布している。国立山林科学院暖帯亜熱帯山林研究所の調査結果によると、現在自生している漢拏山のチョウセンシラベの面積は803.56haだ。1haが縦横100mの面積だから莫大な規模だ。

ところが、このようなチョウセンシラベの森を詳しく見ると、30%以上の木は枯死した木々だ。ここに若木も殆どない状況だ。2011年、世界自然保全連盟(IUCN)はチョウセンシラベを絶滅危惧種に指定した。

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▲済州島漢拏山に自生するチョウセンシラベ。多くが枯死した姿だ。 -国立山林科学院暖帯亜熱帯森林研究所提供

>>2以降につづく

ソース 東亜サイエンス(韓国語)
http://dongascience.donga.com/news.php?idx=20866

【ジングルベル!】クリスマスツリーは韓国生まれ!?=韓国ネットも「初めて知った」と驚き[12/10] [無断転載禁止]©2ch.net
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