https://www.jiji.com/sp/article?k=2017122900410
2017年12月29日12時59分

 【北京時事】自民党の二階俊博幹事長は29日、北京市内で記者団と懇談し、慰安婦問題をめぐる韓国の対応に関し、「相手の立場も考え、主張を理解する腹構えがなければ、隣国と円満に(外交を)進めていくことは難しい」と指摘した。その上で「日韓はお互いになくてはならない国だ。いい関係をつくることに両国が努力すべきだ」と強調した。

 慰安婦問題の日韓合意について、韓国の作業部会は「不均衡」などとする検証結果を公表。文在寅大統領も「合意で解決できない」と表明した。これに関し、二階氏は「複雑な感情による厳しい意見は常々ある。いちいち反発していては物事は成り立たない」と述べ、いたずらに対立をあおるべきではないとの考えを示した。